こんにちは。
ようやく安定期。安定期というのは医学用語ではありません、と助産師さんには言われましたが、妊娠中期に入ったということで安心感があります。
そろそろ耳が聞こえるんだとか。たくさん話しかけてみよう。元気ですか?
いい日和だったので朝ごはんを食べにいつものベーグル屋さんまで行ってみたものの、いっぱいで入れず、びっくりしました。元々人気店ではありますが、お持ち帰りの人が多かったので座るのに困ったことはなかったのです。何かで紹介されちゃったのかしら。
そんなわけで、今から家に帰るのもなんだか勿体無い気がしたので、お腹が空いた状態でウロウロと普段行かない道まで歩いてみました。
ちょっと歩いたことがない坂道をあがってみよう。
坂の上にあったのは小さな喫茶店でした。入ってみると、おばあちゃまが一人で切り盛りをされておりました。おばあちゃまと、常連と思われる初老の男性が和気藹々とお話をされておりました。
ミックスサンドを頼むのと、コーヒー付きになっていたのでコーヒーから紅茶に変えていただきました。
「コーヒーはまるっきり飲めないの?」とマダムに聞かれたので「実は妊娠してまして」というと、ま〜〜〜あ〜〜〜とほっぺに手を当てて「何ヶ月なの」「子どもは可愛いからねえ〜、ずっと可愛いからね〜」とウキウキしながら台所に戻っていき、「注文なんだっけ?」と再確認がありました。
マダムは3人の子供を育て上げたようで、自分の子育てを振り返っておりました。「子供は大変だけど、孫はまた違うからね。孫は可愛いばっかりだけど、子供はそれだけじゃないからね」と話しながら、ゆで卵を卵を切ることに特化したキッチン用品で切り、マヨネーズと混ぜ混ぜ。ハムを乗せてレタスを乗せて、スライスしたトマトも乗せて、出来上がった3種類のサンドウィッチを重ねて、ヨイショヨイショと丁寧に耳を切って、白の綺麗なお皿に並べて出してくれました。
その手つきの可愛らしさといったら…。
出来上がったサンドウィッチとノリタケの可愛いティーカップで紅茶とミルクも運んでくれました。お店の中には銅板の絵や窓際に並んでいる花瓶たちに綺麗にいけられたお花があって、このお店の中全体がマダムの生き様というのかセンスが光っているようでした。本当に可愛らしいマダムです。ボケ防止で喫茶店をやっているのだそうです。元気長生きの秘訣とよく笑う方でございました。
2023年4月 香川県
祖母にご挨拶をしに高松にきたあと時間があったので出かけることになったような気がします。
中学生高校生にもなると父と出かけることもなくなっていたので、大学に進学後には一人暮らしだったのであまり顔も合わせることもなかったので、父と改めておでかけをするのが久しぶりでなんだか恥ずかしかったような薄い記憶。
屋島の戦いといえば、那須与一が海の上に浮かぶ扇を射たことで有名です。高松の方はこのエピソードが好きなのか、マンホールも那須与一です。
屋島から高松市内を眺め、瀬戸内海を眺め、平家物語にしばしの想いを馳せて、うどんを食べて帰りました。
映画 世界の中心で愛を叫ぶのロケ地巡りもした気がするのですが、写真がないので別の機会だったのかも。
作画がこぼちゃんっぽい与一の壁画